感想『初歩からの宇宙の科学』

吉岡教授と、ハイスペッカー黒田さんによる高度なやりとりにひたすら置いてけぼりを食らう科目。 吉岡教授「……というビリアルの定理が成り立つわけです。ここまでは大丈夫ですか」 黒田さん「はい、大丈夫です」 わたし「^o^」 前半は古代の宇宙観や惑星の…

感想『現代フランス哲学に学ぶ』

感想を一言で述べれば、 フランス哲学は二度とやらん。 愚痴りたいことが山ほどあるのです。 授業が難解。これはもういい。哲学とはそういうものです。それでもなんとか踏ん張って教科書読んだ学生には解ける問題を用意してくれるのが放大の慈愛かと信じてき…

感想『日本文学の名作を読む』

私が文句ばかりいってる島内先生の授業。 また源氏物語と徒然草か……と思いながらほかに取れる文学科目がなかったので履修。 あの……、 今期は大いに助けていただきました…… いつもお世話になってます…… 伊勢物語〜徒然草までは、まあいつも通りだな〜って感じ…

感想『精神分析とユング心理学』

大場T&森Tの「心理カウンセリング序説」ペア。 この科目は内容に触れるより、履修するまでの道のりが非常に永かったことからまず語りたい。 放大科目には事前に「履修しておくことが望ましい科目」と「履修しておくべき科目」というものがありますが、こ…

感想『生涯学習を考える』

オンライン授業に初挑戦。 ①全15回②授業登録するとキャンパスネットワーク→オンライン授業から専用ページに入れる③そこからは普通の授業と同じ要領で、各回の映像を見て学習するという感じ④テキストは送付されない。⑤その代わり「講義ノート」なるものが各回…

感想『認知行動療法』

彼 女 に な に が 起 き た の か。 キロキロキロキロ……(エレキの音) 初っ端から「ライフ」みたいな荒れた学園風景のVTRが流れる。テレビ授業なのでこんな感じに授業冒頭から映像ぶち込んでくることが多い。取りかかりやすくていいのだが「とりあえずV流しと…

感想『西洋音楽史』

放大生のオアシス。 平均点90代は伊達じゃない。マジ救われました。この科目がなかったら今期は本当やばいことになってた。 中世〜近現代までの西洋音楽の歴史を概観。ド直球な音楽史です。授業では頻繁に音楽を流してくれるからイメージ湧きやすいし、な…

感想『心理臨床とイメージ』

小野けいこです(フェアリーボイス) 一年前、ラジオ授業でお世話になった小野先生とテレビ授業で初対面。思ってたよりふと……ふくよかでいらっしゃいました。 バウムテストをはじめたとした描画系の臨床技法について学びます。でも後半からはロールプレイや…

感想『心理カウンセリング序説』

『心理臨床の基礎』を履修したうえでの受講を推奨されている発展型心理科目。 ここまで来るのに、 心理と教育の巨人たち ↓ 教育と心理を学ぶために ↓ 心理学概論 ↓ 心理臨床の基礎 と、かなりの道のりを経てきたので、ドラクエでいえば賢者とパラディンあた…

感想『経験論から言語哲学へ』

ウィトゲンシュタインがやりたくて取った科目。 経験論っていうと唯物論、イギリス的、功利的ってイメージが強かったけど実はいろいろ複雑なんだぜっていうのが学べる科目。 けっこうムズいです。そこはやっぱり専門科目。 マイナー哲学者の出番も多いし、な…

感想『世界文学への招待』

放大の西洋文学科目を支える宮下先生、 小説家の小野正嗣氏、 この二人がタッグで主任講師という夢膨らむ科目。 でも割と、ふつーの文学科目だったかなという印象。 そりゃまあ大学ですしね。 『世界文学』とはいえ、ドストエフスキー、トルストイ、フローベ…

感想『日本語リテラシー』

日本語リテラシーの部屋へようこそ。 ついにとってしまった放大名物パペット科目。どこぞの教育テレビのような雰囲気のなか、なごやかと殺伐をあわせ持ちながら授業は進む。 要は講師・人形の対話形式テレビ授業ってことです。基礎科目の音楽が懐かしい。 大…

2015年度後期科目感想

【日本文学概論】島内先生の純文学的表現を苦笑いしながら楽しむ科目。ただの暗記文学史ではなく、より広い視点から概観できる授業構成はなかなかのもの。著名な文学者の多面的な業績が知れる。 【心理と教育を学ぶために】基礎科目だけど意外と学術的で手こ…

2015年度前期科目感想

【世界の名作を読む】 作品の魅力を学び、朗読を聴くだけのお手軽科目。なのにしんどかった記憶が多いのは全作品通読なんて変な縛りを設けたから。でもやって良かったと思う。でないと罪と罰には一生取り組めなかった。楽しい授業だったな。残る寂寥感。 【…

感想『文学のエコロジー』

文学のエコロジー。 略して文エコ。 総合科目なので内容は法律・経済にも及ぶ。が、まあほとんど人文科目といっていいでしょう。 宮下先生の授業がどれも面白い。白話小説の話も興味深いが、12章は完全にただの歴史の教科書になってしまっていてあんまり…… …

感想『ドイツ哲学の系譜』

この科目の扉を開いたが最後、必ずや君は未知なる世界へと足を踏み入れ、そしてすごすごと引き返してくることだろう。 むっずい。クソむっずい。 今期ボスは間違いなくこの科目である。「ドイツ哲学ってちょっとおもしろそ〜」くらいの動機の奴。Welcome to …

感想『心理臨床の基礎』

臨床心理学を学び続けるコア科目。 フロイト・ユング・ロジャーズ……主要な心理臨床家に一通りふれられるし、認知行動療法や遊戯療法の回もある。ライフサイクルの講義も序盤に控えてるので、エリクソンとか興味ある人もおすすめ。 難点はひたすら理詰めなこ…

感想『日本の物語文学』

この科目でいう「物語文学」とはつまり「〇〇物語」と名のつく文学たちであり、つまりは「竹取物語」や「源氏物語」のことである。近代文学をやりたい人は回れ右。最終章もなぜか樋口一葉で締めくくられる。 島内裕子先生が主かと思いきや、前半を取り仕切る…

心理臨床の基礎 第6章

深層心理学理論 フロイトが無意識を発見したというのはさんざん習ったことだけれども、今回は意外とまだ習ってなかった「エス・自我・超自我」が登場。 【エス】無意識の奥底にあるもの。主として性的なもの(ザ・フロイト!)本能的エネルギーの源泉。サド…

ドイツ哲学の系譜 第6章

へーゲル突入 さて前章ではカントの「物自体」を否定しようとして失敗したフィヒテとシェリングを見たわけであるが、今回はこの問題を解決させたへーゲルへと進む。さあどうやって解決したのか教えてもらおうじゃないか! へーゲルによれば、 絶対者は主観と…

文学のエコロジー 第5章

著作権前史 活版印刷が始まると商売気も強くなるし、著作物と著作者がつよく結びつくようになる(口承文芸が写本のような代々語り継がれていくような形態でなくなる)。となると、問題になるのは著作権。むかしは著作権なんてものはないから海賊版や贋作も当…

日本の物語文学 第5章

前期物語の試み ざっくり言えば、源氏物語に至るまでの諸物語の画期性と失敗、といった内容。 文学は基本的に過去の名作を踏襲し、しかし少しずつ形を変えて続いていくものだから源氏物語がそれ以前の作品から取り入れている要素が多いのは当然。しかしこの…

心理臨床の基礎 第5章

学習理論・認知理論 学習理論は心理学のなかでも特に楽しい部分だよね。パブロフの犬とか。そして放送大学に入学してから「教育と心理の巨人たち」→「心理と教育を学ぶために」→「心理学概論」と何度も刷り込まれたのでいい加減におぼえました。まだ負の強化…

ドイツ哲学の系譜 第5章

フィヒテとシェリング 観念論ってのは単純に言えば「われわれが知覚できるものは、われわれ自身の感性と知性に依存している」というものだが、カントは同時に実在論をも主張した。本来その二つは相容れないものなのだが……、一方を「超越論的」観念論として、…

文学のエコロジー 第3章

中世文学とパトロン パトロンといえばルネサンス期のメディチ家が思い浮かぶが、もちろんそれ以外にもパトロンは存在した。今回はパトロンがどう中世文学を支えていたのか、というお話。 前章までの話からも分かるように、このころの文学とは写本が中心であ…

日本の物語文学 第4章

伊勢物語2 前回は伊勢物語の「愛」が焦点だったが、本章は「旅」にフィーチャー。 物語のよくある話型に『貴種流離譚』というのがあるそう。高貴な血筋の主人公が不運な事故・陰謀などで放浪の身となり、旅先で出会った人々を救ったり悪党を退治したりして…

心理臨床の基礎 第4章

精神医学 たのしいライフサイクル論の時間は終わり、今回は精神医学とかいきなりヤバそうな分野に足を踏み入れる。教科書読むと「生きていることの意味と物語」「新しい精神の科学」とか書いてあるし、なにこれ。新興宗教? 教科書は冒頭からゲノムとかニュ…

ドイツ哲学の系譜 第4章

判断力批判 そもそもなぜカントは三批判書を書いたのかさえおぼつかないのだけど、その中でもこの『判断力批判』はなぜ書かれたのか特に分からない。『純粋理性批判』ではアプリオリな綜合判断は如何にして可能かが説かれて、そこで二律背反に終わった問題が…

文学のエコロジー 第4章

ルネサンス人の読書 黙読が可能になったことにより読書の現場はプライベートな領域へと移っていく。 登山に本を持って行き、アウスグティヌスの言葉に感銘を受けたペトラルカ。没落先でも読書に耽って野心を燃やしたマキャベリ。自宅の中でもウロウロ、引き…

日本の物語文学 第3章

伊勢物語1 伊勢物語ってなんだっけ。 紀貫之が作者……? あ、それは土佐日記か、ってレベル(ガチです) どうやら源氏物語の前身となるハーレム物らしい。冒頭文は、 むかし、男、初冠して、平城の京春日の里にしるよしして、狩にいにけり。 やべえ、全然知ら…