感想『社会心理学』
ミルグラムの服従実験、傍観者効果など心理学概論で出てきた実験が詳しめに扱われる科目。けっこう面白い。
個人的には4章の認知不協和理論、11章の自己開示あたりが好き。逆に7章のスヌープ、10章のポジティブイリュージョンあたりは理論が散らかっていてあんまりな感じ。
臨床心理学のふわふわした実証性とは比べものにならないほどカッチリやってる社会心理学。実験の場面設定をするのはなかなか楽しそうである。そうそうできないことだろうけど。
試験は択一。持込不可。
過去問は難しくなかったけど、今期の試験は妙に凝ってましたね森先生……。出題ミス(脱字)があったり、最後まで気が抜けない試験でした。
余談ながら出題ミスが判明したあとの流れは次のような感じ。
①試験開始してすぐみんな脱字に気づき、会場ややざわつく。監督員も少しあわてた様子。
②ミスのある問題は飛ばし、ほかの問題から解くよう監督員から指示がある。
③しばらく後、正しい問題文を確認中なので引き続き問題を飛ばして解くよう指示。
④そのまま追加の指示はなく、30分経過。ミス問題だけは空欄のまま提出して構わない旨説明(おそらく全員加点)
せっかく簡単な問題だったのに…(ってみんな思ってそう)
基本的には通信指導レベルの問題しか出ないけど、
5章の影響力の武器は、
ドア・イン・ザ・フェイス法
フット・イン・ザ・ドア法
ザッツ・ノット・オール法
ロー・ボール法
これらが返報性、一貫性、希少性の原理のどれに当たるかが頻出なので要注意って感じ。