感想『初歩からの宇宙の科学』

 吉岡教授と、ハイスペッカー黒田さんによる高度なやりとりにひたすら置いてけぼりを食らう科目。


吉岡教授「……というビリアルの定理が成り立つわけです。ここまでは大丈夫ですか」

黒田さん「はい、大丈夫です」

わたし「^o^」


 前半は古代の宇宙観や惑星の話などおもしろいこと尽くしなのだが、後半の恒星あたりから徐々に化学や物理学の知識が顔を出し初め、ブラックホール・銀河・相対性理論……に至るころには完全にお手上げ。


 なにげにテキストを読み切るのは哲学に並んで厳しい科目だった。授業では省かれるところも多いので(そして授業で省かれるところは大概テストには出ないので、)すべて読み切るのが辛い場合は先に放送授業から聞いてしまうのも手かと思う。


 扱われる数値がまさしく天文学的というか、スケールがでかすぎて「人間ってちっぽけだなあ……」と思い続ける、ある意味癒し系科目。心理学やるより治療効果あると思う。


 以下、試験対策。

 択一。持込可。

 授業では数々の数式に打ちのめされるのだが、じっさい数学の知識が求められる問題はほぼ出ない。テキスト見ながらで通信指導の問題が解けるなら満点も十分可能。過去問の使い回しも多いので、印刷して持ち込んでおくと数点は確実に押さえられます。吉岡先生の優しさに感謝。