感想『心理カウンセリング序説』

   『心理臨床の基礎』を履修したうえでの受講を推奨されている発展型心理科目。

    ここまで来るのに、

    心理と教育の巨人たち
            ↓
    教育と心理を学ぶために
            ↓
    心理学概論
            ↓
    心理臨床の基礎

    と、かなりの道のりを経てきたので、ドラクエでいえば賢者とパラディンあたりを修了したイメージ。

 

    などと意味のわからない例えはおいといて、

 

    知識を詰め込むというより、ひたすら理念を刷り込まれる感じの授業。
    そんなに難しい内容ではない。
    『カウンセリングは受容と共感がだいじ』
    これさえ肝に命じておけばだいたい理解できる。

     ……とか思ってたら「解釈も大事だよ」って問題を落としてしまったのだけど……

    事例紹介もあるので飽きない。
    テキストと放送の内容がかなり違うので、僕は読むときは読むだけ、聞くときは聞くだけ、と完全にわけて勉強してました。

    講師対談形式の授業では、両者が発信型より受信型の人だから、やりとりが恐ろしく慎重で、聞き上手な人同士が会話するとこうなるんだなあ、というのが面白い。

 

    以下、試験対策。

    この科目の最大の特徴は、

    放送授業だけで扱った内容からも平気で出題される

    こと。
    放送大学って、なんだかんだ試験はテキストからしか出ないことが多いんだけど、大場先生はそのへん完全にリミッター外してきます。特に夢の解釈は頻出。

    1つ1つの問題が難しいわけじゃないんだけど、教材は持込不可なので、全体を網羅しておくのがなかなか難儀である。
    ただ、過去問から出るところもある。