感想『心理臨床の基礎』
臨床心理学を学び続けるコア科目。
フロイト・ユング・ロジャーズ……主要な心理臨床家に一通りふれられるし、認知行動療法や遊戯療法の回もある。ライフサイクルの講義も序盤に控えてるので、エリクソンとか興味ある人もおすすめ。
難点はひたすら理詰めなこと。つまり実践がイメージしにくい。『教育と心理を学ぶために』の座学感と非常に似ている。『臨床心理学実習』の面接授業をあわせて取ると良いと思う。僕はそうしました。
実習型の面接授業ってどうしても「先に知識を入れとかないとついていけないんじゃ……」って不安がつきものだけど、臨床心理学においてはまず実践やっちゃう方が早いんじゃないかな。もともと実践から生まれた学問ですし。
試験は持込み不可。
相変わらず心理検査の章から暗記系問題が一題は出る。
(例)○○に用いる心理検査はどれか
① AA法
② BB法
③ CC法
みたいなやつ……
そのほか、認知行動療法からも似たような出題があり、エリクソンの各段階の課題も覚えてないと落としたりするので、試験直前は2・7・8・12章あたりの重点的な見直しをおすすめしたい。
小野先生の授業冒頭の「おのけいこです。」にはなかなかのヒーリング効果がある。あと越川先生はSっぽいしゃべり方するので少し怖い。本当にもう絶望的ですよ。