感想『日本語概説』
日本語概説
日本語をガチで学問する専門科目。事前情報で「難しい」「地雷科目」などと聞いてはいたがあえて取ってみました。
面白いですよ。でもそれを覆い尽くすほどのマニアックさ……。いうなれば「来世使える!日本語講座!」といったところか。(語弊はあります)
全体の流れは、
①発音→②文法→③文体→④方言
①発音
のっけから超マニアック。
発音記号ごときでびびってちゃいけない。撥音・破擦音・口蓋化、などという用語が説明もなしに次々と飛び出す。
それだけに普段意識せず使っている日本語への新たな発見があることは間違いないだろう。でもそれが何か役に立つの? などという疑問は野暮である。
②文法
学校文法とは異なります、とまず前置きがあり中~高と古文法に泣かされた私はとりあえず安心、するが早いかテンス・モダリティ・アスペクト・ヴォイスといった専門用語に当惑する。終助詞、形容動詞、補助動詞とかの用語も当然のように使われるしね。
それでも会話文・小説の地の文での時制の違いなど学ぶところは多い。
なお、学校文法とは異なるといいつつ未然連用終始連体なんかもちゃんと出てきます。上一段活用、係り結びの法則、なんかも。
あまりに辛かったのかテキストの端にこんな落書きをみつけたので転載。
もぅムリ…
まぢムリ…
ありをりはべり いますがり……
③文体
このへんから楽になってくる。かつ楽しい。
ひらがなやカタカタの誕生、過去の日本語文体などについて。
④方言
ここまでくれば様々な地域の方言が飛び出すお楽しみ科目に早変わり。この専門科目いきなり面白い。
試験について
もちろん持ち込みは不可。
覚えてないと一発アウト問題多数。
放送で省略した箇所からも普通に出る。
そしてマニアック。
これが専門科目である。
試験が最終日なこともあって今期ラスボス感が半端なかったです。でもまあ、最終的には結構やれたと思います。少なくとも古文の助動詞とか活用表とか忘れてても履修できることは証明されたかな。