感想『教育の行政・政治・経営』

文科省教育委員会の仕組みとか、学校の制度・人員配置に係ること等々……

お子さんが学校に通ったりしてる人には興味深いだろうけど、

社会に出たことない学生が学んでも???なのではなかろうか。

首長と教育長と教育委員の権限の違いとか、実感わかないだろうなあ。 

 


毎度毎度、聞き手の森山さんの疑問点が鋭い。

さすが認定NPO

そうか、そういう視点で疑問を持たなければいけないんだ……って情けなくなる。

 


第1回はエビデンスの話をしつつ、放送では各講師の自説が展開されたり、

どっかの回のインタビューで登場する校長先生なんか「我が校の○○な取組みで生徒の授業関心も高まっているようです。数字的な評価はできていませんが、効果はあると思います」とか言ってたりして、この科目自体もエビデンスという言葉にどう向き合っているのか、アンバランスな印象でした。

 


エビデンス重視、に始まり、価値自由なエビデンスなど存在しない、に終わっていく。

このアポリア感。

きわめて教育学である。

 


アポリア」って言葉がぽんと浮かんだので思ったけど、

現代における哲学に一番近しい学問って教育学な気がしてきた。

 


テストの難易度は、標準的だと思いました。

ただ、上述のとおり、地域から見る学校というものを知らないと、結構つらい勉強になりそう。

ぼくは対策を怠ったので単位取れているかびびってます。

感想『知覚・認知心理学』

主任講師は石口彰先生。

声優ではありません。

 


生理学の勉強が嫌すぎてずっと逃げてきた認知心理学

脳や神経の構造あたりが辛くてしょうがない。前頭葉とか側頭葉とか、もうホント勘弁して。

後半は認知系の話なので、まあ、なんとか。

『錯覚の科学』を専門的にした感じですかね。

 


それにしても入学初期は、

「心理学ではこれを○○効果と呼びます」とか習うと、うおおお心理学!って感じで興奮してたけど、

最近は、いちいち些末なことに呼び名つけるなよ、さっきのとなにが違うんだよ……って感じです。

「気分一致効果」と「感情状態依存」で点を落とす学生が年間どれほどいることか。

 


通信指導、単位テストともに、問題が難しめ。

それこそ、上記でいったような○○効果は、どこから突かれるか分かりません。

(ぼくはマガーク効果で失点しました)

対策はとにかくテキスト読み直すことくらいしか思いつきません。

感想『教育社会学概論』

理路整然としていてわかりやすい授業。

さすが岩永先生。いや、副学長。

ただ、15章だけやたら筆に力が入っているというか、これマジで同一人物? という感じなのだが、これが岩永先生の本気なのだろうか。難解です。

 


第6章が個人的にはおもしろかった。

「頑張れば何にだってなれる!やればできるよ!」という熱い教育と、

「個性を大切に。社会で生きる力をつけましょう」という冷徹な教育の矛盾に、戸惑いを覚える人は多いと思いますが、

それをウォーミングアップ(励起)とクーリングアウト(冷却)の概念から見れば、ああなるほどな、と思えてくる。さすがにこの歳になるとね。

初等教育の時期を「高い評価を与え、励まし、場合によってはおだてて将来への期待水準を高める」と書く切れ味の良さも好きです。さすが教育社会学

 


テストは○×式。

わりと優しめ。

過去問を解いただけで、テスト用の対策は無しで臨みました。

たぶん単位は取れてる。A○かは知らん。

感想『日本語アカデミックライティング』

日本語リテラシーの上位版科目。

この科目を受けると、いままで提出してきたレポート類がいかにレポートの体を成していなかったかがよく分かる。

おそらく、レポートが意見文になりがちであろう多くの放送大学生(偏見)が受講するべき科目だと思いました。

理科系文章の回で天文学の吉岡先生が登場したのは笑った。

 


教材での学習だけ終え、テスト用の対策は無しで臨みました。

この科目は、点が取れたからどう、というものではなさそう。

感想『教育学入門』

平均点60点代のいわゆる地雷科目。知ってて取りました。

試験は記述式なのに持ち込み不可とか正気かっていう科目。

でもあえて取りました。

 


二人の専任講師がおり、どちらかがメインで講義して、ところどころ

「○○先生。これについてはどうお考えになりますか。」

といった問いかけがなされ、講師の考え方が展開される(ここはほとんど教科書に書かれていない)、という授業構成。

 


この問いかけ後の学説展開が、まあ教育学的というか、あれも課題これも課題、

とにかくありとあらゆるすべてが「今日の教育上の喫緊の課題です」みたいな感じで

聞いてて頭痛くなるんですけど、

ちゃんと耳を澄ませて聞くと、たしかに含蓄あることも仰っていたりして、

もっとちゃんと聞けばよかったなあ(反省)

 


通信指導問題は、けっこう考え抜いて、根拠も示した自信作を送ってみたつもりだが、

どこにも赤ペン指導はなく、

「よくまとまっています。具体的な事例があるとよかったです」

と素っ気ない講評。

ちゃ、ちゃんと呼んでますよね添削さん・・・

 


テスト対策。

大問1つ、小問2つ。

大問はここ4年ほど同じなので、あらかじめ回答を用意しておき、当日空で記述できるようにする。

小問は過去問からの流用があることを期待して、教科書を引用して回答案を作成しておき、やはり当日空で記述できるようにする。

どっちかというと、過去問から出る保証のない小問の方が厄介。

山村留学は、予想当たり。そのうち、消費社会、価値判断の自由、リカレント教育、あたりも出そうな気がするなあと予想。

感想『社会心理学』

 ミルグラム服従実験、傍観者効果など心理学概論で出てきた実験が詳しめに扱われる科目。けっこう面白い。

 個人的には4章の認知不協和理論、11章の自己開示あたりが好き。逆に7章のスヌープ、10章のポジティブイリュージョンあたりは理論が散らかっていてあんまりな感じ。


 臨床心理学のふわふわした実証性とは比べものにならないほどカッチリやってる社会心理学。実験の場面設定をするのはなかなか楽しそうである。そうそうできないことだろうけど。


 試験は択一。持込不可。

 過去問は難しくなかったけど、今期の試験は妙に凝ってましたね森先生……。出題ミス(脱字)があったり、最後まで気が抜けない試験でした。

 

 余談ながら出題ミスが判明したあとの流れは次のような感じ。

 

 ①試験開始してすぐみんな脱字に気づき、会場ややざわつく。監督員も少しあわてた様子。

 ②ミスのある問題は飛ばし、ほかの問題から解くよう監督員から指示がある。

 ③しばらく後、正しい問題文を確認中なので引き続き問題を飛ばして解くよう指示。

 ④そのまま追加の指示はなく、30分経過。ミス問題だけは空欄のまま提出して構わない旨説明(おそらく全員加点)

 

    せっかく簡単な問題だったのに…(ってみんな思ってそう)

 

 基本的には通信指導レベルの問題しか出ないけど、

 5章の影響力の武器は、

 ドア・イン・ザ・フェイス法

 フット・イン・ザ・ドア法

 ザッツ・ノット・オール法

 ロー・ボール法

 これらが返報性、一貫性、希少性の原理のどれに当たるかが頻出なので要注意って感じ。

感想『博物館概論』

 白状します。

 単位のためにとりました。


 放大生のオアシス科目その2。

 いやもちろん、博物館を見る目が変わったら面白いなとも思ってたけどね……


 内容は結構ガチなので、まじめに受けるならそれなりに。

 まじめでない私は途中からテレビもテキストも放棄。あまつさえ過去問すら仕上げずに臨んだ科目はこれが初めてでした。(10章まではなんとかやったんだけど…)

 学芸員を目指すみなさんごめんなさい。

 編纂に携わった先生方にはもっとごめんなさい。


 試験は対策もクソもない。

 ひたすら索引から教科書をめくるだけ。

 てか周りの受験生もみんな同じ戦法だし。

 30分経過しても全然出て行かないので、誰もまじめに学習していないよう。


 ふと、こんな状態で開講している意味などあるのだろうかと思ってしまった。

 でも単位が楽だからこそみんなこの科目を取るのだし、一人でも多くの人に博物館論に触れてほしい、という思いが教授陣にあるのなら一応狙いは果たせているのかも。


 4章の、展示の模索の歴史は面白かったです。